nanacoカードを紛失して分かった。nanacoが電子マネーの勝者になれない理由 | ミンキームーンネットワーク

nanacoカードを紛失して分かった。nanacoが電子マネーの勝者になれない理由

クレジットカード

4/1は新たな環境でスタートする人も多いでしょうが、環境によっては新しく入った会社の付近ではnanacoしか使える電子マネーが無いと言う人もいるかと思います。

そんな人に声を大にして警告したいのが

  1. nanacoに大金(無くしたら諦めきれない金額)を入れるべからず
  2. 税金支払い等で大金を入れるのなら、店を出る前に使い切る額のみにするべし

この2点。というのも実は私、今日nanacoカードを紛失してしまったのです orz

もちろんすぐに紛失窓口に電話してnanacoカードの紛失手続きを取ったのですが、想像以上にnanacoの紛失に対する体制が、あまりに利用者視点に立っておらず酷い物だと分かったのですよ。

問題点1:紛失しても即時利用停止が出来ない

紛失手続きを行っても、実際に利用停止処理がされて電子マネーが使えなくなるのは「3日後です。その間に不正使用された場合の保証はありませんし、拾った人に悪意があれば3日間もあればスッカラカンになるでしょう。

問題点2:再発行手続きが非常に煩雑

恐ろしく煩雑なので列挙してみます。

まず、電話の紛失窓口で「引き継ぎ番号」を発行して貰います。

つぎに、セブンイレブンに出向いて「引き継ぎ申請書」を300円支払って発行して貰います。(この時点で残高0円の新しいカードが手に入る)

更に、「引き継ぎ申請書」に「身分証明書のコピー」を添付して、紛失センターへ郵送します。

そして、2週間ほど待つと再発行した新しいnanacoカードに残高を移行出来る状態になります。

最後に、もう一度セブンイレブンに出向いてレジで残高を移行して貰います。

 

と言うわけで、再発行したカードに残高が(奇跡的に)戻ってくるのは早くて2週間以上先になるのです。

紛失した際に保証が受けられない事は電子マネーではよくある話ですが、nanacoのシステムはあまりに酷く利用者視点での設計がされていません。そりゃ落とした本人の自己責任ですが、ここまで紛失時のリスクを背負わなければならないカードに大金をチャージしてをメインで利用出来ますか?

職場などの環境的にどうしてもnanacoを使わなければならない場合、例えば常に残高を1,000円以内に収めることでリスクを受容するしか無いと思います。

もし複数の電子マネーを選択出来るのであれば、プリペイドでは無くポストペイ式の「iD」「QUICPay」をメインにした方が良いでしょう。これならクレジットカードと同様に、紛失の届けをした日から遡って保証が受けられますから安心です。また、どうしてもプリペイドでにするのであれば即時停止が出来る「Suica」にすることをオススメします。

2016/04/06追記

このタイミングで発行手数料が掛からないモバイルnanacoに紛失したカードの残高を移行しようとしましたが、結果的に出来ませんでした。

なぜなら、カードを紛失した際に発行される引き継ぎ番号はモバイルnanacoの再発行メニューに入力しても受け付けて貰えないのです。

セブンイレブンのレジでなら出来るかと思い引き継ぎ番号を入力して貰ったら、有無を言わさず機械から新しいカードが払い出されてしまい、モバイルnanacoに移行出来るような仕組みではありませんでした・・・

2016/04/13追記

新しいカードを登録して10日間が経過したので、やっとクレジットカードでのチャージ申し込みが出来るようになりました。10日間経過しないと、そもそも登録出来ないのは酷い仕様だ・・・

申し込み画面に進んで更に驚愕の表示が!

1回のチャージ金額は5,000円以上、1,000円単位で29,000円までとなります

こんなカードに最低5,000円もチャージするなんて、怖くて出来ません・・・

結局、そっと画面を閉じて毎回レジで1,000円ずつチャージする運用にしました。本当に使いにくいカードだ・・・

コメント

  1. OCOタン より:

    はじめまして。私の場合、nanacoカードは携帯と連動させ、お財布携帯にして持ち歩いていますので、まず無くすことはありません。課金は月に3万くらいで一回1万円を課金しています。

    • ぱる☆ミ より:

      いらっしゃいませ!
      1回1万円を入金するとなると絶対無くせないけど、おサイフケータイなら、いざという時におサイフケータイ自体を遠隔で止めることも出来るでしょうから安心ですね(^^)