銀座の街も中国人だらけ。一体ここはどこの国か?と思わせられるほど町中で日本語が聞こえてこない。
銀座界隈の食事処も吟味しないと騒々しくて落ち着いて食べられないので、博品館の近くにある吉宗と書いて よっそう と読ませる長崎料理のお店に行ってみた。
創業は慶応2年というのだから歴史のある店だ。
店内中央に広めの掘りごたつ席が6席用意されていて靴を脱いで食べることが出来る。その掘りごたつ席を囲うようにテーブル席が9席、更に入り口近くには座席が4卓。土曜のお昼ちょっと過ぎに入店したところ比較的ガラガラだったが、12時半頃には店内がほぼ満席になっていた。
子連れだったためか6名用の広い掘りごたつ席に案内された。荷物も多いので非常に助かる。スタッフも多いしよく気がついてくれる。
さて、テーブルにはレギュラーメニューの他にランチタイム用のメニューが用意されていた。長崎の郷土料理をつまみに色々飲みたいのであればレギュラーメニューから選ぶと良いだろう。今回はランチタイムと言うこともあるので食事をメインに見てみよう。
ここの名物はなんと言っても「茶碗蒸し」だ。それと長崎ちゃんぽんは数量限定なので有ればラッキー。土曜のお昼ちょっと過ぎの段階ではまだ在庫があったので、しっかり確保。夫婦と小学生の計3名で注文したのは
- 並盛皿うどんと茶碗蒸しのセット
- 小盛ちゃんぽんと茶碗蒸しのセット
- 小盛皿うどん
これに季節限定メニューの「ふぐの唐揚げ」を注文した。
まず最初にテーブルへやってきたのはふぐの唐揚げだ。
よい塩梅に揚げられていてふぐの淡泊な旨味が伝わってくる。1月の限定メニューなのが惜しいぐらいだ。
皿うどんは「パリパリの細麺」と「柔らかく炒めた太麺」をチョイス出来るが、定番の細麺を頼んでみた。
沢山の具が入って食べ応えもある。写真では比較対象を取り忘れたが、iPhone6s Plusを横に2台繋げたほどの長さの皿だ。大人の男性なら難なく食べられるが、女性だとちょっと多いかもしれない。
子供の頼んだ並盛ちゃんぽんも良いビジュアルをしている。真ん中に乗っている牡蠣がプリプリで濃厚なスープによく合う。
少しだけ食べさせてもらってみたが、なんと言ってもスープのクリーミーさとコクが凄い。一体何で出汁を取ればこれほど濃厚な味になるのだろう?
皿うどんも美味かったけれど次に来たときは必ずチャンポンを食べよう、そう思った。リンガーハットでしか食べていなかった長崎ちゃんぽんだったけれど、コレは全くの別物だ。
そして茶碗蒸しの登場だ。まず驚かされるのが器のサイズだろう。
これも比較対象が無くて恐縮だが、直径10cmほどもある大きな丼に入っている。
普段食べている茶碗蒸しと食感も異なっていて、スープのような柔らかさだ。その柔らかい中に焼いたハモや鶏肉など9種類もの具が入っていて、かなりの食べ応えだ。
しかも出汁がよく効いていて深みのある味だ。まるでお吸い物を飲んでいるような感覚に囚われる。
家族3人でお腹いっぱい食べてお会計は5,000円だった。ボリューム満点だしコーヒー1杯1,500円の街なのだからランチタイムでこの値段も納得だろう。
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