平日休みでしかできないことのうちの一つ、「裁判の傍聴」に行ってきました!
憲法第37条で「すべて刑事事件においては、被告人は、公平な裁判所の迅速な公開裁判を受ける権利を有する」と明記されている公開裁判であるため誰でも自由に裁判を傍聴することができるのです。
東京地方裁判所では荷物検査と金属探知機を経て入場すると、左手にある検索端末(開廷表)でその日の裁判一覧を調べることができます。今回は初めての傍聴だったので、分かりやすいと思われる「刑事事件」かつ「新件」かつ「裁判員制度」の裁判を選びました。
「新件」では裁判の争点などが説明されますし、「裁判員制度」の裁判であれば裁判員の人たちに分かりやすいように説明が色々と入ると思ったからです。
それにしても(この日は)中国人が被告の裁判が多い気がしました。今回傍聴したのも中国人が被告でしたがしっかりと中国語の同時通訳もついていました。日本は手厚いですよね、公費だから通訳だけでも年間で結構な費用になるのだろうなぁとか思ってみたり。
閑話休題。
開廷表に書かれていた第XXX法廷へエレベーターで登り、法廷へ向かいます。入廷前には携帯電話の電源を切ってから着席し開廷を待ちます。テレビドラマで見るような法廷がそこにはありましたが、証言台と傍聴席の距離が思ってた以上に近いことに驚きです。また、向かって左側には被告、右側には検察が座りますが、被告に近い左側の傍聴席は中国人で埋まっていましたから関係者でしょうか? 中央と右側のエリアは空いているので、中立っぽく真ん中に着席。
最初に被告人が手錠と腰紐につながれ複数の警官と一緒に入廷してきます。しばらくして時間ぴったりに裁判長たちが入場してくるので、起立して一礼、着席の流れから裁判が始まりました。
裁判の内容はブログには書けないのですが、冒頭陳述で強盗致傷事件の内容を聞いているだけで「●袋って怖い!!」と思ってしまう内容でした。
弁護側、検察側それぞれの冒頭陳述が終わったタイミングで休廷となったのでここで退場。1時間程度の傍聴でしたが非常に良い体験となりました。残念だったのが、この裁判は非常に長丁場なものだったことを開廷表で見逃したことでした。よく見れば裁判に要する時間が記載されていたのだから、1時間程度で終わるテンポの良い別の裁判を見た方が初心者向けには良かった気がしました。
また、どの裁判を見に行こうかを書き留めるためにもメモと筆記用具が必須でした。普段からスマホでメモを取っている人は特に注意ですね。
帰り際、東京地裁の門の前にはマスコミが陣取っていました。裁判所の敷地内は一切の撮影が禁じられているからですね。裁判の傍聴は面白いのですが・・・・自分は決して当事者にはなりたくないものだとも感じました。
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