我が家は共働きなので育児休暇が終わる頃から小学校入学までの間は保育園に通わせていましたが、うちの区は行政の用意する認可保育園には全く空きが無く、2歳から5歳までの間いわゆる「待機児童」になっていました。
でも、待機児童だからといって会社の育休期間が延びるわけでも無く、どこかの保育園に入れないことには共働きの我が家の生活が成り立ちません・・・・
区役所にいる公務員の連中に空きが無いかを尋ねても結局は他人事。”親身”という単語からはほど遠いお役所仕事しかしないから、自分たちで何とかしなければなのです!
そこで我が家がまずやったのは、認証保育園で枠を確保することです。認証保育園とは、国基準で設置されている認可保育園とは異なり、東京都独自の基準で設置・承認されている保育園です。
この先を読む前の注意!
- 我が家は認証保育園なので、それ以外の話はママ友からの人づてで聞いた伝聞です
- 我が家は認証保育園の中でも株式会社が運営する私立保育園に入っていました
さて、上の注意を読んでいただいた上で保育園で5年間過ごした我が家の体験談をどうぞ。
保育園に入るまで
当然ながら安価な認可保育園に入りたいので、2歳のタイミングで区役所に申し込みました。ここで良く問題になるのが保育困難である事を示す点数です。でも、夫婦フルタイムの共働きなんて当たり前の世の中ですので、まずはこの点数が満点で無いとお話になりません。もちろん片親とかであれば満点から更に加点されて順位が繰り上がるのでしょうけれど・・・
結果としては第3希望まで書いたのですが全て却下。しかも家から自転車では厳しいほどに離れた保育園すら空き無しでした。
我が家は予めこうなることを想定して、民間の認証保育園に入園の予約を入れておきました。ちなみに2歳の4月から入りたかったので、予約したタイミングは入園予定1年前となる1歳の4月です。予約自体は1年前の4月1日からのこちらの保育園は受付を開始していたので1番での予約!
「流石に早すぎかな?」とも思いましたが結果としてはコレで大正解。というのも、結局空きが1名分しか出なかったので2番目以降の人は入れませんでした。そして、最終的には我が家が6歳で卒園するまでこちらのクラスには空きが出ませんでした
公立保育園と私立保育園の違い
まず、言い方は悪いけど公立と私立では保育士(先生)の質が全く違います
公立の保育園は「預かってやっている」という態度らしく、ママ友も何度もイヤな目にあった話を聞きました。お迎え前にちょっと買い物をして数分遅れただけで「なんでそこまで言うの?」というほど嫌みを言われたり怒られたようです。もちろんそうでは無い保育士も多いのでしょうけれど、我が家に聞こえてくる近所の保育園では誰もがそんな感じだったようです。
我が家の入っていた私立保育園の評判は?
ぶっちゃけ私立の保育園では、保護者も子供も「お客様」なのです。
お昼寝布団のカバー掛けもやってくれる(お金を払えばシーツの洗濯も!)、外遊びで洋服を汚しちゃったら洗って返してくれる、お遊戯会の衣装は全部作ってくれる、紙おむつはパックで買ってそのまま預ければそこから使ってくれる。
もう書き切れないぐらい色々と保護者の代わりにほぼ何でもしてくれます。もちろん情操教育やしつけに至るまで。まさにナニー(乳母)です。
しかも単に保育するだけで無く、週に数回、専門の先生によるリトミック教室や体操教室、ネイティブの先生による英語教室といったプログラムも普段の保育時間内に行われています。
毎日の食事も園内のキッチンで手作りされています。ランチだけではなく、おやつも夕食も全部その場で作ってくれているのです。市販品のおやつが出たことは殆どありませんでした。(わざわざ連絡帳にお知らせで書かれてきたほどだったと記憶しています)
そして、調理師の先生からの食育も十分に行われていて、親の私たちより栄養に詳しかったりしていました。
保育園のイベントに親はどの程度参加するの?
共働きの両親は平日の昼間に時間を取ることが難しいという、こちら側の事情をよく分かっていただけるので保護者に時間を取らせると言うことがほぼ全くありませんでした。
夏祭りや体育祭のイベントも必ず土曜日に行われるので平日になかなか休みが取れない我が家はとても助かりました。先生との面談や相談も平日の夜遅くに対応して頂けました。
結局、小学校に入学するまで待機児童のままでしたが、もし途中で公立に空きが出たとしてもそのまま通い続けていたことでしょう。
保育料金は?
もちろんサービスには対価を支払わなければなりません。我が家がお世話になっていた保育園では、週5回12時間保育で毎月の保育料金は10万円ほどでした。
なお、認証保育園に通っている世帯へは区から補助金が出るのと、公立保育園の保育料金は世帯収入額によって跳ね上がるため、実はそれほど公立と私立で大差が無いこともあります。
まずは公立の費用と私立の費用をシミュレーションしてみることをオススメします。
結論
世帯収入が1,000万円を越えるようであれば、公立でも保育料金は5万円近くになる場合があるかと思いますので、私立保育園を選択することは十分に検討に値するでしょう。保育料金は確実に公立より高額ですから小学校以降の教育費や老後の資金も含めたプランニングが必須です。
しかし、金銭的に許すのであれば共働きの働き盛りで忙しい時期数年間の育児を民間保育園の高い保育レベルに頼ることで乗り切るというのは良い選択だと私は考えました。
この記事が認証保育園と認可保育園、公立と私立で悩んでいるパパママの参考になれば良いのですが。
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