今日は新規のお客さんの所へ訪問。京急線の青物横丁駅は初めて降りる駅だったりする。
土地勘が全くない場所なので駅の周辺をふらふら歩いていると、鰻の良い香りがした。
香りのする方向へ近づいていくと看板があったので見てみると「鰻丼 2,000円」の文字がある。
昼から鰻はちょっと贅沢だが、香りに負けてつい吸い込まれてしまった。
訪問したのがお昼を過ぎた時間と言うこともあって、店内には先客2名だけ。カウンターのみの細長いこの店内はお昼時には全部埋まるのだろうか。
鰻のメニューは
- 「うな丼(並)2,000円」
- 「うな丼(ダブル)3,750円」
この二種類だけと分かりやすい。ダブルになると鰻が2枚になるようだが、初めての店で鰻の質も味も分からないので無難に「うな丼(並)」を注文。
鰻はこれから焼き始めたら15分ぐらいはかかるだろうとスマホを取り出して時間つぶしを始めようとしたところ、注文から5分程度で着丼。
はやっ!
数を捌かなければならないランチタイムは、ある程度まとめて焼き上げておいているのかもしれない。
うな丼には小さなお新香が付くが、味噌汁や肝吸いの類は付いていないので別に注文する必要があるようだ。
卓上には七味と山椒と醤油が用意されているので、山椒を軽く振りかけて食べることにする。
ほほぉ、なかなかの照りっぷり。
鰻は程よく焦げており、良い香りがしてくる。
まずは食べてみよう。
東京の鰻は野田岩や尾花など定番の店は食べ歩いたけれども、どこも鰻が「ふかふか」になっていない上にタレがしょっぱいので、個人的には好みでは無いのだが、一口食べてその懸念は払拭された。
ここ丸富は鰻が私の好みの「ふかふか」でタレの味付けも甘めだ。
もう少し御飯にタレが掛かっていると嬉しいのだけれど、十分に味わえるし許容範囲だ。
ご機嫌でうな丼を食べていると幼児を連れた母親が予約しておいたらしき弁当を取りに来た。
店主は子供に飴を「美味い飴だぞ。すぐ食べたいなら袋を開けてあげるぞ」と、くれていたのがほのぼのとして良い光景だった。店主の良い人柄が表れていた。
あっという間に食べきってしまいごちそうさま。先客は既に退店しており、店内には私だけが残っており厨房では片付けが始まっていた。
鰻の質と味にも満足出来たので、もし次回来ることがあれば奮発して「ダブル」にしても良いかもしれない。
それにしてもこの駅は飲み屋が多い。きっと他にも美味いランチの店が隠れているような気がする。
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