2月の勝者。
中学受験の子供を持ったことのある親なら意味がわかるのだけど、そうでなければ何のことやら想像すらつかないかもしれない。
東京と神奈川の中学入試は2月1日スタート。つまり2月に中学受験の勝者と敗者が誕生するのだ。
中学入試は、高校入試や大学入試とは全く性質が異なっていて、合格発表からして(私のように地方から上京してきた)親世代では想像もしていないような厳しさがある。
まず、受験は午前の部と午後の部が存在する。
午前と午後は同じ学校で2回受験しても良いし、異なる学校にして2校受験しても良い。
例えば、最初の学校は朝8時から4科目の試験を行い、12時前には午前の試験が終わる。
次の学校は午後4時から2科目の試験が午後6時まで続く。
想像してみて欲しい。午前中に1校を受験するだけではなく、午後に次の学校を受験する自分の姿を。あの試験に挑む緊張感を1日に2回も、しかもそれを数日間(およそ2月1日から4日間前後)体験しなければならないのだ。
さらに驚くのは合格発表のシステム。
2月1日の午前中に受験したら、その日の夕方には合否が発表されてしまうのだ。
つまり、2月1日の午前と午後で2校を受験したとして、夜には2校とも合否が判明する。
合格していれば良いのだけど、もし2校とも不合格だった場合・・・
その状態で、また2月2日も午前と午後の2校を受験しなければならない精神状態は小学生のキャパを遥かに超えていると思う。
うちの子供も2月1日から2月5日まで受験が続く。どのような結果になったとしても、頑張った過程を褒めてあげたい。
コメント