結論から書くと、我が家のように子供のスマホの通信をVPNで制御している場合は出来なさそう。
さて、昨日発表されたLINEMOの新プラン。子供のスマホから発生するパケットを3GB分1,000円で抑え込めるのなら、我が家のシェアパケットの価格帯が1ステップ上がることを抑止できるので元が取れる皮算用。
5GBのうち2〜3GBを子供が使用しているので、3GB分のパケットを逃がせれば最安のステップ1で我が家の利用状況なら収まるのです。
「お、iPhoneもe-sim対応の第2世代SEに買い替えたことだし、LINEMOをセカンダリとしてe-simで入れれば電話番号も変わらないしパケットだけ逃がせそうだぞ」と思いついたので色々調べたのですが・・・・うちの使い方だと、LINEMOの売りである「LINEサービスへの通信はカウント対象が」が無効になってしまいそうなのです。
LINEギガフリーが無効になってしまう理由
LINEサービスへの通信を無料化するためにキャリア側が行わなければならないことは
- その通信の宛先がLINEサービスであること(パケットの行き先を見る)
- その通信の内容がLINEサービスであること(パケットの中身を見る)
このいずれかを行う必要があるはず。 (追記)事業者向けの規約を見つけました。想定は正しそうです。
うちの子供のスマホには様々な対策を施しているのですが
- Webブラウジングは専用アプリで制御
- アプリケーション内の通信はVPNで制御
- 広告類はDNSブロッキングで制御
と、3種類の仕掛けで制限をかけているのです。
(あまり細かく書くと、万一うちの子供がこのサイトにたどり着いた時に解除される情報になるので詳細は省略w)
特に2番が重要で、アプリ内の通信をブロックするためにはアプリより下層のレイヤで通信を監視する必要があるのです。そのためにVPNを導入しているのだけど、弊害として
- 全ての通信が一度VPNサーバに送られる(通信の宛先はVPNサーバのように見える)
- 全ての通信の内容が暗号化される(パケットの中身を見ても何かわからない)
つまり、前述の「キャリア側が無料化するために行わなければならないこと」を全部自分でつぶしてしまっているのです(汗)
そうなると取れる手段は
- VPN以外の手段で通信を制御する(あるのか?)
- LINEギガフリーを諦めて単純なMVMOとしてパケットを逃す(LINEMOじゃなくていいじゃん)
- アプリケーション内の通信は監視しないことを受容する(通信実績を確認したところ、そこまで多くないのでこれかなぁ・・・)
通信内容の実績を確認してみると、1位がWebブラウジング、2位がLINEでした。3位(写真だと以下MAMORIO)以下のアプリから発する通信は非常に少量なので、VPNによる通信制御を解除してもそこまでリスクは高くなさそうです。
それであれば月の通信量の半分を占めるLINEの通信をLINEギガフリーで無料化するのが悪くない結論になりそう。
ということで、もう少し全体的な見直しが必要そうになってしまったのでした。まる。
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