前回はiPhoneを保護者がどのように管理監督すれば良いのか、方法論を書いてみました。
今日はWebブラウザのお話です。自分の当時を振り返れば、中学生ともなれば色々な事柄に興味を持ち始めるお年頃。
Webブラウザは何を選択すれば安全か?ちょっと調べてみました。
Safari
言わずもがなiPhoneの標準ブラウザ。
スクリーンタイム側の機能で成人向けサイトを一定ブロックできるのは良いのだけど、利用制限時間中でもSafariは使用できてしまうのはOSの仕様でしょうか・・・これでは夜中でもWebブラウジングが出来てしまい制御を効かせにくいので、一旦はスクリーンタイムの「許可されたApp」で利用を禁止しておきます。
あんしんフィルター for docomo(公式サイト)
携帯キャリア純正のフィルタリングサービスを受けられるアプリ。MDMを効かせられるので強めの管理が行えます。
「子供をインターネットの怪しいサイトを見にいかせたくない。でも何をすれば良いのか分からない!」と、うちのサイトに辿り着いたあなたはこれ一択。
なぜなら、親と子両方のスマホを持ってdocomoショップに行けば設定について手取り足取り教えてもらえるからです(笑)
ただ、以下の点から我が家では採用を見送りました。
- (当然ながら)280blocker等のWebブラウザ用広告フィルターが効かない
- アダルト系の広告はあんしんフィルターで消えますが、docomoが出す広告(dブックスとか)は消えないし、一般的な広告もPR表示はあるが消えない。例えば、検索を行なった場合は画面内が広告だらけになるのでイマイチでした
ノートンファミリープレミア (公式サイト)
こちらもMDMを効かせられるので端末のコントロール度合いは強め。
ちょうど私のPC(Mac)でノートン360デラックスを使っていたので、ノートンファミリーは無料で付属していました。子供が使用するデバイスに何台でもインストールできるので使い勝手が良いです。(蛇足ですがノートンのサポートって24時間日本語受付だったので夜中にチャットで聞いたところ、既に持っている契約の中で何台でも無料で使えると教えてもらいました)
ノートンファミリブラウザと呼ばれる専用ブラウザとなることはあんしんフィルター for docomoと同じですが、広告はノートン側の設定で広告カテゴリとしてある程度消すことができます。
子供のWeb閲覧結果が全て保護者機能からログとして確認できるし、子供が入力した検索ワードも確認できます。なお、利用時間の制限などiPhone側のスクリーンタイムで制限できるところはノートンではなくスクリーンタイム側で守るようにしました。
参考)DNSによるフォルタリング
4G回線とdocomo WiFiの利用中はキャリア側のフィルタリング が適用されますが、自宅WiFiの場合は無防備になってしまうので前述のノートンファミリだけに頼る形になってしまいます。そこで、CISCOが運営するOpendns Family Shild(公式サイト)を子供のiPhoneで自宅WiFiを使用する際のDNSサーバ設定に導入しました。
※(超蛇足)本来は自宅WiFiルータのDHCPでopendnsのDNSサーバのアドレスを配布すれば良いのですが、我が家のルータはブリッジモード(多段NATを避けたいのでDHCPサーバはマンション共有のものを使用)で動作しているので、端末個別に設定しています。
DNSレベルでアダルトサイトなどを接続できないようにしてくれるので、前述のノートンファミリに加えてフィルタリングを多層にできます。
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