さようならIPv4、こんにちはIPv6 | ミンキームーンネットワーク

さようならIPv4、こんにちはIPv6

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(IPv6で飯を食う人以外)誰も求めていないけれど、
IPv6時代に嫌でも突入せざるを得なくなりましたね (また仕事が増えるのか・・・)
ICANNから、2011/02/03をもって全てのIPv4アドレスを払い出した旨のプレスリリースが出ました。
ICANN(というか、IANA)はIPアドレスの総元締めなので、そこの在庫は尽きたけれども
まだ各地域のRIRからの払い出しは数ヶ月だけは続けられる模様。
もっと言うと、ISP各社は枯渇を見据えて若干は余裕を持って抱え込んでいるはず。
言い換えてみると、メーカーからの出荷終了(IANAのIPv4アドレス枯渇)。
あとは問屋の市場在庫のみ(RIR在庫)。店頭在庫も若干有り(ISP在庫)。
ipv4end.jpg
でも、新品の市場在庫以外にも、大量の未使用中古品が余っているんだよなぁ
中古品が市場に再流通すれば、まだまだ本当の枯渇は先の話なのに。
日本だけ見ても歴史的PIアドレス(provider independent)が使われず余っていたので
回収して再利用されることに(数年前に)なったし。
世界的に見れば1677万個単位(クラスAと呼ぶ)で、インターネット黎明期に
大企業がガッポリIPアドレスを取得している。
本当にそれだけの「グローバルアドレス」を使用する必要があるのか??
一覧としてはIANAのリストを見るのが手っ取り早いかな。
右から2列目に「LEGACY」って書かれている企業・団体は、過去の経緯で1677万個単位での
IPアドレス払い出しを受けている企業達。
GE・IBM・AT&T・XEROX・HP・DEC・Apple・フォード自動車等々。
既得権とはいえ、価値換算出来ないぐらいの重要な資産だもん。
アドレス枯渇した今、絶対に手放さないよなw
ちなみに「Administrated by~」は各RIRへの割り当てなので、LEGACYでも問題なし。
さて、1677万個がどのぐらいの大きさかというと、日本全体の利用数が1億8823万個なので
1677万個と1単位とすると、たった11単位で日本全国のIPアドレスが
未利用分も含めて賄える数なのです。
つーか中国使いすぎw おまえら、(以下自粛
いよいよ重い腰を上げてIPv6対応を迫られるのだけれども、みんなどうするのだろう。
サーバ側の視点で考えると、IPv4とIPv6の変換Proxyをサーバの前段に
立ち上げて対応するのか?
それとも、良い機会だからシステムを全部更新するのか?(まず無いなw)
サーバ管理者的には、元気に動いているシステムを触りたくないし。
でも、「IPv6対応出来ません!」なんていうホスティング業者からは流出するだろう。
エンドのユーザー側の視点で考えると、これって地デジに対応出来ない
アナログテレビと同じ物。
地デジと違うのは、買い換えなくても全くインターネットに接続出来なくなる
訳ではないこと(と現時点では想像してる)かな。
実際にはISPの接続点でNATをかますのが現実解?ユーザに(金銭的・人的)負担を
求めたところで、まず解決出来るとは思えないし。
例えば「XPを使っている皆さん、問題なく動いていても
Windows Vista以降に買い換えて下さい」って、プロバイダーに言われても、
誰も買い換えないよねw
テレビと違って、多分買い換えの足は鈍いと思う。
クレームの声はテレビの買い換え以上に大きいかもだけどw
とはいえ、インターネット屋さんに久しぶりに訪れた儲け所かもしれませんよ?
SIer屋さんの方が儲けどころかな?
それ以上に現場は修羅場が予想されますがw
あ・・・自宅のXPで動いているパソコンもWindows7にしないとIPv6対応が面倒そう・・・・

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