絵が描けなくても漫画が描ける? | ミンキームーンネットワーク

絵が描けなくても漫画が描ける?


コミスタは絵が既に描ける人用のツールだったけれども、コミPo!は絵が描けなくても漫画が描けちゃうツールらしい。
なんと、人物が立体モデルとしてデータになっているから、それを使って漫画が描ける・・・凄い世界がやってきた。
で、そのことについては各所で取り上げるだろうから放っておいて、真っ先に思い出したのは
鈴木みそ作「オールナイトライブ 第1巻」第1話の「Dr.時間ズ」ってお話し。
この人の描く漫画には、将来の世界がたまに出てくるのだけれども、上記のお話しで今回の件が既に漫画として描かれていたのですよ。
初出は1995年12月の月刊コミックビームでの連載。なんと15年前!
単行本は古本でも入手が難しいかもしれないけれど、漫画の内容はというと
・ワイヤフレームでキャラを3Dメイキング
・ポーズは附属のフィギュアで入力
・キャラの表情はカメラで自分の顔を撮影して入力
・服装や背景はCD-ROMで販売
しかも、そこで面白く、しかもまさに今の人々の言っている感想と同じ突っ込みが。
「なんか みんな同じ漫画になっちゃうんじゃないの?」(最近の言い方だとハンコ絵)
「そこで、別のソフトでタッチを付けます。ペンの強弱からデッサンの狂い方まで。」「今では絵が描けない漫画家がゴロゴロしてます」
うーーーん、15年前に、今の状況を結構正確に当てている!
歌は歌えないけれども、作曲センスを持っていた人が「初音ミク」で掘り出されたように
絵が描けないけれども、面白いネタを持っているひとが「コミPo!」で発掘される時代が来たのかも。

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